金属床の総義歯によって咬み合わせを回復した症例
金属床の総義歯によって咬み合わせを回復した症例
義歯を作りたいとの主訴で来院された患者さまです。
治療用義歯の作製
患者さまと話し合い、金属床の総義歯を作製する計画を立てました。まずは治療用義歯を作製します。治療用義歯は水上デンタル・ラボの水上泰宏氏へ作製をお願いしました。
義歯の粘膜面を柔らかい材料でその人独自の形を型とっていきます。
使い込んでいくうちに、患者さまの粘膜の形と噛み合わせが再現されました。このまま最終義歯へ移行するため、治療用義歯を技工所(水上デンタル・ラボ)へ送付します。
コピー義歯(デジタル義歯)の作製
治療用義歯は技工所に送付するため、コピー義歯(デジタル義歯)の作製に入ります。スキャナーを使用し、治療用義歯の粘膜面と外形をスキャンニングします。
デジタルスキャナーで型をとって作製したコピー義歯(デジタル義歯)です。コピー義歯(デジタル義歯)は当院の担当技工士である北園が作製しました。治療用義歯は最終義歯作製のためにお預かりしますので、その間はコピー義歯(デジタル義歯)を使用していただきます。
治療用義歯とコピー義歯(デジタル義歯)との比較です。
コピー義歯(デジタル義歯)使用経過
コピー義歯(デジタル義歯)で生活していただきながら、問題がないかなどを観察します。
蝋でできた義歯で試適
治療用義歯の情報を元に最終義歯をラボで作製。さらに、試適を行うための蝋でできた義歯を作製します。
完成した最終義歯
水上デンタル・ラボ 水上泰宏氏が作製した最終義歯です。患者さまのお口にぴったり合うように、精密に仕上がっています。
性別・年齢 | 男性/78歳 |
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治療期間 | 5ヵ月 |
来院回数 | 9回 |
治療費 | 上下金属床義歯495,000円(税込)×2 治療用義歯110,000円(税込)×2 |
リスク・注意点 | ・残存歯のメンテナンス、定期的な噛み合わせ・適合具合のチェックが必要です。 |
この症例の担当者のご紹介
治療用義歯・最終義歯の作製:水上デンタル・ラボ 水上泰宏氏